■１１日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

７日湘南戦で戦列復帰

　北海道コンサドーレ札幌は１３日、札幌ドームで神戸と対戦する。前節の湘南戦（７日）で戦列復帰し、１アシストしたＦＷ小柏剛（２４）は次は今季初得点を狙っている。１１日の練習ではＦＷ興梠慎三（３６）らとの連係を確認。今シーズン初の連勝に向けて得点の量産を誓った。

リハビリ中にスピードアップ

　スピードアップした裏への抜け出しでチームを連勝に導く。右太もも裏肉離れからの復帰を目指したリハビリ中は、瞬発力を高めるウエートトレーニングを中心に実施。「周りからは速くなったと言われる」と離脱期間を無駄にせず、ストロングポイントであるスピードに磨きをかけてきた。

　後半戦で小柏がより輝くためにカギを握るのが興梠との連係だ。この日行った試合形式の練習は主力組の右シャドーで出場。前節の立ち上がりと同じく１トップに興梠、左シャドーにＭＦ駒井が入った。「裏に抜けやすい。慎三さんにボールがしっかりと収まるので、そこから動き直せる。攻撃の厚みが増す」と早くも連係に自信を見せた。

　けがから復帰していきなり結果を残した前節。次節の神戸戦も下位に甘んじるチームの起爆剤として期待は高まる。湘南戦は「大量得点に貢献して、ほっとした」と笑顔を見せた。次も「僕が入ってチームを変える事ができたと証明するためにも連勝、上位進出が必要」とキッパリ。今季はあと残り１０試合だ。シーズン前、自身に課した目標は２桁得点。終盤戦に向けて巻き返しを狙う。