大学・社会人野球
2022/08/12 23:40

小樽シニア初出場V 道内勢3チーム目 東日本選抜大会

初出場初優勝で歓喜に沸いた小樽シニアのメンバー

■リトルシニア東日本選抜野球大会 最終日(12日、札幌円山)

▽決勝 小樽2ー1上北さくら(東北)

道内勢優勝は2年連続 投手陣の厚さが決め手

 5年ぶりの札幌開催。決勝が行われ、初出場の小樽が上北さくら(東北連盟)を2―1で下して初優勝。エース敦賀那佑汰(樽潮見台中3年)が6回を4安打1失点に封じた。道内勢の優勝は昨年の日高に続き、2年連続3チーム目。

 今春から導入された球数制限と、投手陣の厚さが明暗を分けた。上北さくらの先発は右横手投げの大会屈指の好投手・阿部。準決勝も先発したため、決勝に投げられる球数は四回途中で尽きた。

 好投する相手エースの降板直後、勝利の女神が小樽ベンチにほほ笑む。1点ビハインドの五回裏、バント安打を足がかりに、小技を絡めて逆転に成功した。

 本来は捕手ながら、投手も務める佐野翔真(樽桜町中3年)が1回戦から準決勝まで中継ぎ、救援で3連投。決勝はマウンド上のエースを好リードした。佐野の注文通り、敦賀は直球と変化球を丁寧に出し入れし、6回4安打1失点。「気合を入れて投げた。予想通りの展開です」と会心の笑みを浮かべた。

 村上武洋監督(56)は「3年生はよく頑張った。これで気持ちよく卒業してもらえれば」と頼もしげにナインを見つめた。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい