■１２日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　北海道コンサドーレ札幌は１３日、ホームで神戸と対戦する。現在、最下位に低迷するが、前回対戦で大敗したように手ごわい相手に変わりはない。ミハイロ・ペトロビッチ監督（６４）はミーティングで「インテリジェントに戦う必要がある」と強調。改めてチームを引き締め、前節に大勝した勢いをそのままに今季初の連勝を狙う。

前回対戦は大敗　ミシャ「インテリジェントに戦う必要ある」

　前回対戦で１―４と大敗を喫した神戸をホームに迎え、雪辱を果たす。

　前日はセットプレーなどで調整した札幌。練習を終えたペトロビッチ監督は「神戸は個人の質が高く、手ごわいチーム。現状を見ると、何が何でも勝ちにくる」と現在、最下位ながら夏の補強も行い、タレント揃いの神戸を警戒する。

　前節にスタメン復帰したＦＷ大迫やＭＦイニエスタには最大限注意を払う必要がある。対策として「自由を与えない。ピッチの中で彼らを抑えなければならない。インテリジェントに戦う必要がある」と選手たちに２人を上回る判断を求めた。

　札幌は前節の湘南戦を今季最多の５得点を挙げる勝利で勢いに乗っている。けがからの復帰戦でいきなり勝利に貢献したＦＷ小柏について「剛が戻ってきたのは前向きなこと。彼のスピードが相手への脅威になっているし、興梠や駒井のプレーを助けている」と指揮官。神戸戦の陣容も、前節と同じ組み合わせを前線に据えることが濃厚だ。

勝てば１０位浮上も 勢いそのままに勝ち点「３」もぎ取る

　神戸はここ３戦で勝ち星なし。札幌は連勝を懸けた試合をホームで戦うことができる。精神的な優位性をもって戦いに臨みたい。勝てば順位が１０位に上がる可能性があり、その後も連勝すれば一気に１桁順位への返り咲きもある。まずは確実に勝ち点３をもぎ取り、下位から脱却。そして上位争いに食い込みたい。