■イースタン 日本ハム４－１ＤｅＮＡ（１４日、平塚）

１４日の２軍ＤｅＮＡ戦で実戦復帰

　左膝骨折で戦列を離れていた松本剛外野手（２９）が１６日の楽天戦（札幌ドーム）から１軍に復帰する。１４日のロッテ戦後に新庄監督が「（１６日に）帰ってくる」と明言した。

　７月１９日のオリックス戦で患部に自打球を当て、途中交代。ゲーム復帰まで約４週間と診断された。１４日の２軍ＤｅＮＡ戦に「５番・ＤＨ」で先発し、約１カ月ぶりに実戦復帰。四回の第２打席で右前打を放つなど、２打席に立って１安打１四球。走塁も無難にこなし、けがからの回復を印象づけた。

　２軍での実戦は１試合のみだが、即１軍合流が決まった。現在、打率はパ・リーグ首位の.３５５。タイトル獲得へ、早期昇格は光明だ。ビッグボスは「本人が大丈夫って言えば大丈夫。骨折していようが、どんな状態だろうが。走れればね。こんなチャンスはないと思う」と松本剛の気持ちをくんだ。「１番バッターが（塁に）出て、（２番に松本剛を入れて）結構バントを多めにさせようかな」と高打率維持の秘策も明かしつつ、「（バントシフトで守備を）前に出させて、（状況次第で）打つよー」と不敵な笑みも浮かべた。

プロ１１年目、全力で首位打者の称号を

　今季、残りは３７試合。プロ１１年目の苦労人が首脳陣のサポートも得て、全力で首位打者の称号を勝ち取りにいく。