コンサドーレ
15日に26歳迎えたトゥチッチ ストライカーの存在感示す〝祝砲〟撃つ
■16日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
今季リーグ戦は無得点 先発は2試合のみ
北海道コンサドーレ札幌は、20日のホーム鳥栖戦(札幌ドーム)に向け、ビルドアップなどの練習を行った。15日に26歳の誕生日を迎えたFWミラン・トゥチッチだが、今季リーグ戦はここまで無得点と元気がない。迫り来る残留争いを振り払う“祝砲”を決め、ストライカーとしての存在感を示し、チームを上位へ導く。
「ゴール決めたいと思っている」
15日の誕生日はオフとも重なり、トゥチッチは夫婦で海までドライブするなど有意義な1日を過ごした。
26歳の目標を聞かれると「残りの9試合をできるだけ勝ちたい。J1に残留してサポーターが喜ぶようなプレーをしたい」と力を込めた。
今季のリーグ戦は、ここまで25試合中14試合に出場。しかし、先発出場は2試合のみ。いまだ無得点だけに、「ストライカーとしてゴールは決めたいと思っている」と、もどかしさは感じている。同時に、今は低迷しているチーム状況も理解し、「ストレスをためると周りにいい影響は及ばない。自分が点を取れなくてもチームが勝てばうれしく思う」とポジティブに捉えている。
新FW金の加入でポジション争い激化
両足を巧みに操るストライカー・FW金健熙(27)が加入し、今後ポジション争いがより一層激しくなる。「点を取ってくれるのはチームにとっていい事だし、チームメートが増えるのはうれしい」と、新メンバーを温かく迎え入れた。裏腹に、ライバルの出現はかなりの刺激になっているはずだ。
現在チームは11位だが、J2降格圏との勝ち点差はわずか「6」と油断は禁物。一つ年を重ねた背番号32は自らへの“祝砲”となる今季リーグ戦初ゴールを決め、残留争いから抜け出したい思いでいる。