ファイターズ
《ハム番24時》8月18日
どのスポーツでも、「実戦感覚が大切」という話をよく聞く。試合から長く離れた選手が練習だけで調子を維持するのは至難の業なのだろう。
しかし、18日の2軍戦に先発した金子は違った。7月9日の同楽天戦以来、実に40日ぶりの実戦登板だったにもかかわらず、ヤクルト打線を五回まで無安打に封じ、6回1安打1失点(自責0)と快投した。普段、選手を簡単には褒めない木田2軍監督も「5週間以上ゲームで投げていないのに、すんなり試合に入って投げられるのはさすが」と大絶賛だった。
想像だが、試合がない間も実戦感覚を失わないよう試行錯誤を繰り返し、ハードな練習を積んできたのだと思う。ベテラン右腕のすごみを見た試合だった。