ファイターズ
堀が2軍戦で実戦復帰「感覚戻ってきている」1回を完全投球
■イースタン 日本ハム5-2ヤクルト(18日、鎌ケ谷)
新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱していた日本ハムの堀瑞輝投手(24)が18日、2軍ヤクルト戦(鎌ケ谷)で約4週間ぶりに実戦復帰を果たした。3番手で八回から登板し、1回を3者凡退に抑えた。今季はここまで1軍で34試合に登板。「最低限の目標」と定める50試合登板を諦めず狙っていく。
50登板諦めない「自分の中で最低限、絶対クリアできるようにしたい」
大事な戦力がまた一人、帰ってきた。昨季、最優秀中継ぎのタイトルを獲った堀が7月24日の1軍ロッテ戦以来となる実戦に臨んだ。
八回に登板し、先頭の吉田大成には初球から3球ボールが続いた。それでも9球目で三直に打ち取りペースをつかむと、続く並木を遊ゴロ、中山を中飛に仕留め、3人でピシャリ。「だいぶ感覚が戻ってきている。思ったより、しっかり投げられて良かった」とホッとした表情を浮かべた。
7月27日のPCR検査で陽性判定を受け、チームを離れた。当初は40℃近い発熱もあったが、回復後は隔離期間中も含め、できる限り体を動かし続けてきた。
シーズン50試合登板は、堀が自身に課すノルマだ。離脱前まで34試合に登板し、達成まで残り16試合。今季1軍は残すところ34試合とギリギリだが、諦めるつもりはない。「自分の中で本当に最低限の目標。なるべく早く(1軍に)戻って、絶対にクリアできるようにしたい」と力を込めた。早期昇格からのフル回転で、大台に到達してみせる。