コンサドーレ
新加入FW金建熙が20日鳥栖戦でJ1デビューへ 前日練習主力組で1トップ
■19日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は20日、前回対戦で0―5と大敗を喫した鳥栖とホームで対戦する。前日練習で行われたミニゲームでは、今月加入したばかりの韓国人FW金健熙(キム・ゴンヒ、27)が主力組に入り、J1デビューの可能性が浮上した。
ミシャ流サッカー「新鮮でおもしろい」
チームに合流してから約1週間しかたっていない金が、試合前日のミニゲームで主力組の1トップに入ってプレーした。
練習中には、ペトロビッチ監督からボールを受けるタイミングなどを直接指導されるシーンも見受けられ、いきなり鳥栖戦でデビューする可能性は高まった。指揮官は「チームの戦術になじむのにまだ時間は要するが、いいものを持っている」と、金のポテンシャルに期待を寄せる。
相次いだけが人は徐々に戻りつつあるが、いまだに不安定な台所事情。ペトロビッチ監督も「90分計算できる選手が少ない」と頭を抱えるが、金が計算できる選手となれば、心強いピースとなることは間違いない。
練習を終えた金は「今までやってきたサッカーと違い、新鮮でおもしろい。早く戦術に順応できるようにしたい」と、札幌の攻撃的サッカーに前向きに取り組んでいる。
チームが短期の目標に掲げた「6試合で勝ち点12」は、ここまで3試合を消化して1勝1分け1敗と、獲得した勝ち点は「4」。残りの3試合全勝が必要となり、今季一度も連勝ができていない札幌にとっては厳しい状況だが、186センチの大型ストライカー・金がチームの〝救世主〟となれば勢いに乗れるはず。サプライズのJデビューを果たし、自身の来日初ゴールで流れを変えてみせる。