ファイターズ
2021/09/26 13:36

近藤3度目猛打賞 出塁率トップ争う.417

近藤は中越え適時二塁打を含む3安打の固め打ち(撮影・大島拓人)

■日本ハム2-4ソフトバンク(25日、ペイペイドーム)

 モイネロ撃ちの次は、3安打固め打ちだ。4番の近藤が気を吐いた。前夜の豪快弾に続き、この日は石川から左翼フェンス直撃の二塁打と中前打でチャンスメーク。六回には代わった嘉弥真から中越え適時二塁打を放ち、今季5度目の猛打賞を獲得した。
 3点を追った六回2死二塁で、左打者に強い変則左腕の嘉弥真が登板してきた。だが、近藤の打撃は相手ベンチの思惑を上回った。直球をはじき返し、打球は中堅手の頭上を越えた。2点差に迫る二塁打でチームを鼓舞し「試合の流れという意味でも点を取れるかどうかが大事な場面だったので、ランナーをかえすことができてよかったです」と謙虚に振り返った。
 これで4試合連続安打、3試合連続打点。9月11日の試合中、守備で頭部を強打し、脳振とう特例措置で登録を抹消された。18日に復帰して3試合は無安打にとどまったが、22日のオリックス戦から当たりが戻り、4番の役割を全うしている。
 残りは28試合で打率は.290まで上昇。過去2年のタイトルを奪っている出塁率は.417とし、西武の森、オリックスの吉田正らとトップを争っている。侍ジャパンにも選ばれたヒットメーカーはシーズン佳境で一層、輝きを増してきた。
(榎本真之)

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