Vリーグ
ヴォレアスに旭川出身の外崎と元V1・FC東京の井上が新加入 V1昇格への新風になる!
バレーボール男子のV2・ヴォレアス北海道は22日、プロ契約した2人の入団会見を旭川市内で行った。昨季までライバルの三重でプレーしたリベロ・外崎航平(25)はクラブ史上2人目の地元・旭川出身選手。悲願のV1昇格へ守備の要となる。V1・FC東京にも所属した195センチの長身ミドルブロッカー・井上仁(30)は若返りを図るチームに経験値を注入する。また、近日中には外国人含む3人の新加入選手も発表される予定だ。
外崎は東海大四高時代、日ハム今川の1年後輩
チームは15日に始動。10年ぶりに地元でプレーすることになった外崎は「V1を狙えるチームが地元にあって、加入できることは幸せ。V2優勝とV1昇格をかなえるためにも、日々の練習から仲間と共に切磋琢磨しながら高め合っていければいい」と意気込んだ。
東海大四高時代は、野球部の1学年先輩にプロ野球・日本ハムの今川優馬外野手(25)がいた。夏の南北海道大会もスタンドで応援した憧れの先輩だ。外崎は大学卒業後、会社員として三重でプレー。そこでは「中日の試合しか放送されてなかった。こっちに来たら毎日のように(日本ハム戦が)やっている。競技は違うけど、上に上に行きたい気持ちは同じ」と、先輩同様の〝執念〟でV1へはい上がる覚悟だ。
2度目のトライアウトで合格した井上
井上は2020―21シーズン終了後、ヴォレアスのトライアウトを受験。しかし当時は腰椎椎間板ヘルニアを患っていて不合格。「僕はバレーボールで何も達成できていない。もう一度、やりたい」。治療を経て完治し臨んだ今春、2度目の挑戦で合格を勝ち取った。
経験豊富なミドルブロッカーは、「チームでは一人一人と素直な意見を言え合えるような関係にしたい。それがV2優勝、V1昇格につながればいい」。期待の二人がチームに新たな風を吹き込む。