■イースタン　日本ハム１－５ＤｅＮＡ（２４日、鎌ケ谷）

　日本ハムの根本悠楓投手（１９）が２４日、２軍ＤｅＮＡ戦（鎌ケ谷）で先発し、予定の２回を１安打無失点に抑えた。次回は１軍で先発する見込み。課題にしていた「左打者への攻め方」にも手応えをつかみ、再昇格への準備を整えた。試合は１―５で敗れた。

テーマは「左打者への攻め方」

　“調整登板”を難なくこなした。１軍復帰が内定している根本が２軍戦で先発。直球、スライダー、カーブ、チェンジアップを巧みに操り、２回を危なげなく無失点で投げきった。降板後には「全球種を使ってしっかり自分の思い通りに投げられたので、良かったです」と笑顔を見せた。

　テーマは「左打者への攻め方」。これまでは外角中心の攻めに頼ることが多かったが、１軍では通用しない場面もあった。「外一辺倒にならないように。打ち取るために内にも投げなきゃいけない」。この日は内角直球を有効に使い、ＤｅＮＡ打線を翻弄した。

　高卒２年目の道産子左腕は今季、１軍初登板と初勝利を果たした。ここまで９試合に登板し、２勝３敗、防御率２・７９。次回の１軍登板で、開幕前から目標に掲げていた「シーズン３勝」を達成するつもりだ。