■イースタン　日本ハム０ー３ＤｅＮＡ（２５日、鎌ケ谷）

意地の粘投６回３失点

　日本ハムの金子千尋投手（３８）が２５日、２軍ＤｅＮＡ戦（鎌ケ谷）に先発し、６回を投げて３失点（自責２）にまとめた。０―３で敗れて黒星を喫したが、１８日の前回登板でも６回１失点（自責０）と好投するなど、調子は上々。今季中の１軍再昇格と、１９年目を迎える来季の現役続行に意欲を見せた。

　ひたむきに、チーム最年長の金子がアピールを続けている。この日は先頭打者弾を許したが、二回から五回まで無失点。六回に２点を失うも、大崩れせず、粘りきった。

　新型コロナの影響で２軍戦が中止となり、健康だった右腕も登板機会を失った。「試合がないからといって、練習が適当にはならない。１軍に呼ばれる可能性もゼロじゃない、と自分に思い込ませた。（１軍で）試合間隔が空いていたのでダメでしたなんて、言い訳にならないので」と愚直に野球と向き合ってきた。

　今季は残り２９試合。「１軍で結果を残すために常にやっている。今のところ今年で終わるつもりはない」と来季も見据えつつ「まだできるぞ、というところを見せたい」と意気込んだ。シーズン最終盤に３８歳が意地を見せる。