ファイターズ
2022/08/26 23:10

伊藤大海「実力不足です」3度目の挑戦でまたしても10勝ならず

チームの連敗ストップを託された伊藤だったが、5回6失点で9敗目。自身の2桁10勝目も逃した(撮影・松本奈央)

■日本ハム0-10ソフトバンク(26日、札幌ドーム)

5回投げて自己ワーストタイ6失点

 またしても『10勝の壁』が立ちふさがった。先発の伊藤大海投手(24)は、5回91球を投げて自己ワーストタイの6失点(自責5)。3度目の挑戦となった2年連続の2桁勝利は、次回登板以降にお預けとなった。

 「何も言うことがありません。実力不足です。チームとブルペン陣に申し訳ない気持ちです」。登板後のコメントには、悔しさがにじんでいた。

 一回は3者凡退で抑えるも、二回1死から下位打線にやられた。一、二塁で7番の増田に左翼線への2点二塁打を浴び、あっさり先制点を献上。さらに1死一、三塁から女房役の宇佐見が送球ミスを犯し、3点目を奪われた。

 四回にはガルビスに対し、代名詞の超スローカーブを投じて球場を沸かせるシーンも。立ち直ったかのように見えたが、3点を追う五回に再びつかまった。

 デスパイネに右中間2点二塁打を浴びるなど、長短4連打を食らって一挙3失点。加藤投手コーチは「『次の1点をやらないように』と大海は言っていた。その1点を取られて、ちょっとガタガタガタッと。気持ちは切れてはいないんでしょうけど、そう見られても仕方ないかなというふうには見えましたね」と振り返った。

チームの連敗止められず今季9敗目

 今季9敗目を喫し、チームは泥沼の8連敗。先発陣の柱を担ってきた伊藤でも、悪い流れを止められなかった。

 「何とか1週間で、修正できるようにしたいです」。シーズンは残り1カ月ちょっと。自分超えを目指し、最後の力を振り絞る。

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