大学・社会人野球
道6大学野球秋季リーグ開幕 函大エース・村田澪が9回6K完封し好発進
■道6大学野球秋季リーグ戦 第1節第1日(27日、苫小牧・とましん)
開幕戦3試合が行われた。函大は先発した左腕エース・村田澪斗(4年)が9回5安打6奪三振で完封し、旭大に5―0で勝利した。3季連続でリーグ優勝している東農大網走を抑え、2018年秋以来の優勝を目指す。
春から急成長 130キロ中盤だった直球MAX144キロに
函大の村田澪が、降りしきる雨の影響を感じさせずスコアボードにゼロを並べ、開幕戦を完封勝利で飾った。「四球を出しながらもゼロに抑えられてよかった」と、打たせて取る冷静な投球に自身も納得だ。
春からの成長が著しい。130キロ中盤だった直球をMAX144キロまで上げた。週3回程度、プールで約1時間泳ぎ、肩甲骨や股関節を柔らかくし、しなりのある投球フォームを得た。
球種もカーブ、スライダー、カットボールに加えチェンジアップを習得。「キャッチボールで試しに投げたら好感触。紅白戦などで投げて、さらに良くなっている」と手応えを感じている。阪内俊喜監督(66)からはコーチ役も任命され、練習メニューを考えるなどまさにチームの大黒柱だ。
打倒・東農大網走が目標「負ける気はしない」
打倒・東農大網走が今大会の大目標。「(実力は)五分五分だと思う。東農大戦までに8勝したい。今の自分の力を出すことができれば、負ける気はしない」と強気。頼れるエースは前回王者を打ち負かすつもりだ。