コンサドーレ
田中駿「失点しない」26日札幌Dで広島戦
北海道コンサドーレ札幌はきょう26日、札幌ドームで広島と戦う。DF田中駿汰(24)ら、守備陣の粘りが勝利への土台になる。今季、残りは9試合。勝ち点39で並ぶ相手との対決を制し、順位を一つでも押し上げる。
18日の神戸戦は多くの好機をつくりながらも惜敗。田中駿は「結果がついてこないとネガティブになりがちだが、やっていることが間違っていないという共通認識がある」と話す。チームは「やっていることを継続しよう」と鼓舞するペトロビッチ監督のもと、結束を強めている。
試合を支配しながら、決定力不足に泣く。絶対的エースの確立が急がれるが、近年の札幌の課題は一朝一夕で解決できるものではない。指揮官は芽吹きを期待する若手を積極起用しており、未来への種をまいている最中だ。
ならば粘り強く戦えるか。田中駿は「点が入らなくてもDF陣は我慢してしっかり失点しないことが大事。あすもたとえチャンスを仕留められなくても、前半はゼロでいく」と声を大にした。
3月10日の前回対戦では前半8分までに2失点し、1―2。先制されれば、試合運びは難しくなる。広島とは勝ち点39で並んでおり、得失点差で相手が上位に位置。勝てば順位は上がる。「上位を目指すためにも大事な一戦」と田中駿。リスク管理を徹底し、2試合ぶりの完封勝利を目指す。
(石栗賢)