Bリーグ
レバンガ新加入の寺園スピード武器に16得点9アシスト
■Bリーグ・プレシーズンゲーム(25日、札幌・北海きたえーる)
開幕を前にした最後の実戦に臨んだB1レバンガ北海道は、昨季西地区9位の三遠ネオフェニックスに85―78で勝利した。新加入のPG寺園脩斗(27)が16得点9アシストをマーク。プレシーズンゲーム連勝に貢献した。2021―22年シーズンの開幕戦は10月2日。敵地で広島ドラゴンフライズと対戦する。
準備は整った。プレシーズンゲームを白星で締めくくったレバンガの佐古賢一HC(51)は「我慢する時間帯が長いゲームでしたけど、よく耐えてくれた。オフェンスも流れがかなり良い形になってきた」と手応えを口にした。
身長172センチの小さな司令塔・寺園が縦横無尽にコートを駆け回り、相手の守備を翻弄した。1点リードの第4クオーター終盤には、勝利を決定づけるSG/SF山口の3点シュートをアシスト。持ち前のスピードを生かし、何度も好機を演出した。
昨季は三遠でプレー。平均アシスト数は3.0だった。「昨年まではアシストするプレーヤーではなかった」が、前日の10に続き、この日も9アシストをマーク。「僕の良さはプッシュできるところ。引きつけてパスを出して味方が決めてくれるのでアシストがついている。自分の良さは継続していきたい」と力を込めた。
昨季2戦2敗の三遠に連勝。幸先の良い船出となり「気持ちよく開幕を迎えられるのは大きい」と佐古HC。寺園は「1週間しかないが、しっかりと良い準備をしていきたい」と10月2日の広島戦を見据えていた。(島山知房)