コンサドーレ
2日C大阪戦 MF高嶺「必ず勝ちたい」 降格回避へ〝ミシャチルドレン〟奮起の時
■31日、札幌ドーム屋外サッカー練習場
シーズンは残り8試合
ミシャをJ2に落とすわけにはいかない! 北海道コンサドーレ札幌はミニゲームなどの練習を行った。主力組でボランチに入り、クロス対応やマークなどを再確認したMF高嶺朋樹(24)。〝ミシャチルドレン〟でもある男は、次節・C大阪戦(2日)はもちろん、残りの8試合で勝ち点を積み上げることを誓った。
2019年に筑波大から札幌に入団して以来、ペトロビッチ監督のもとでプレーしてきた高嶺。「ミシャさんのおかげでここまで成長できた。ミシャさんをJ2に落とすことがないように残りの試合をやっていきたい」と語気を強めた。
C大阪戦(札幌ドーム)を含め、残り8試合中5試合はホームで戦うことができる。まずは次節で勝利し、弾みをつけたい。「チームが求められていることは走ること」と高嶺が言うように、最近の試合は後半から相手に走り負け、同点または逆転されている印象が強い。最後まで走り勝ち、札幌の攻撃的サッカーを繰り広げたい。
攻撃的サッカー貫き通す
ビルドアップ時に自らのパスミスから失点した試合もあった。「後ろからつなぐチームなのでミスはつきもの。ただ、ミスが起きた時に守れないと、札幌のスタイルもこの先できないと思う」。攻めのミスは怖がらず、流動的なミシャ式サッカーを貫く。
前節の鳥栖戦(8月20日)では試合後にサポーターからのブーイングを浴びた。「負けたらブーイングは当然。次の試合は必ず勝ってサポーターの皆さんと共に喜びを分かち合いたい。必ず勝ちたい」と笑顔の似合う背番号6は気合を入れた。
同年齢のDF田中駿、MF金子もペトロビッチ監督指導のもとプロ人生をスタートさせている。〝ミシャチルドレン〟にとっても、J2降格は御免だ。残留争いから抜け出し、サポーター、そしてミシャに笑顔をもたらす。