伊藤大海が2日に25歳初先発「マストになると思う」2年連続10勝決める
■西武戦は雨天中止
日本ハムの伊藤大海投手(25)が2日、10勝目を懸けて楽天戦(楽天生命パーク)に先発する。2桁勝利に王手をかけてから3度足踏みしているが、「もう気にせず、いこうかな」と自然体を強調。8月31日に誕生日を迎えた道産子右腕が25歳初登板で節目の勝利を目指す。また、1日に予定されていた西武戦(県営大宮)は雨天中止となった。
自然体で4度目の挑戦「もう気にせずにいこうかな」
2年連続の2桁勝利へ。4度目の挑戦となる伊藤の表情に気負いはなかった。「周りがそうやって言うから勝てないのかな」とニヤリとしつつ、「もう、気にせずにいこうかなと。思い切っていこうかなと思います」。8月31日に25歳の誕生日を迎え、「良い形で勝つことができたら」と決意を新たにした。
前回登板した8月26日のソフトバンク戦では、5回を投げて自己ワーストタイの6失点(自責点5)。「反省のしようがないというか、気持ちが切れるのが早かった。次は気持ちを切らさずに、しっかり最後まで投げられるよう頑張りたい」と誓う。
入団から2年連続の2桁勝利となれば、球団では1988年の西崎幸広以来34年ぶりの快挙。目標に掲げる日本ハムのエースになるため「(10勝は)マストになると思う」と通過点の一つに挙げる。
ポンセのノーヒットノーランに刺激「すごく勉強になる」
大きな刺激もあった。8月27日のソフトバンク戦ではポンセがノーヒットノーランを達成。フレンドリーな右腕とは、よく情報交換をしており「カットボール、ツーシームの使いどころだったり、すごく勉強になるので、そこはまねしています」と参考にしている。
誕生日にはSNSで「伊藤大海」の名がトレンド入りし「うれしかったです」とニンマリ。徹底した食事管理をする右腕だが「ご褒美というか、誕生日くらい好きなものを食べたい」と、前日30日にウーバーイーツで好物のパスタを注文したという。
25歳シーズンの抱負は「特に深い意味はないですけど、懸命に生きることです」。これからも、伊藤大海らしく、ひたむきに腕を振る。