夏季スポーツ
旭龍谷モール強化で北大会4連覇 悲願花園1勝へ手応え
■全道高校ラグビー南・北選手権(25日、北杜市運動公園フットボール場)
北大会は、旭龍谷が27―21で遠軽を撃破し、4年連続6度目の優勝を飾った。今夏の合宿で苦手だったモールを強化。レベルアップに成功し、攻守で躍動した。
旭龍谷が修正力の高さを見せつけた。準決勝までは右からの展開でパスミスが多発。24日の休養日練習で修正に取り組むと、遠軽戦では右ウイングの能祖(のそ)旺佑主将(3年)が2トライ。「最初にトライを決めて、チームの雰囲気も良くなった」と接戦を制し、喜びを爆発させた。
8月上旬に5日間、札幌・定山渓で札厚別と夏合宿を敢行した。日本リーグ2部・マツダから中居智昭HCを臨時コーチに招き、弱点だったモールを強化した。さらに「札厚別のモールがとても上手で、胸を貸してもらったのが大きかった」と小西良平監督(44)。4トライ目は強化したモールから奪った得点だった。
昨年の花園では無念のノートライ負け。「外に回すのに時間がかかる。パススキルを上げていきたい」と能祖。悲願の1勝を今年こそ、成し遂げてみせる。