6日先発の上沢「しっかりした形で終わることが大事」2年連続10勝&防御率2点台諦めない
10勝諦めない! 日本ハムの上沢直之投手(28)が6日、札幌ドームでオリックス戦に先発する。今季はここまで6勝7敗。ローテーションを守って投げられれば、残り4試合に先発できる見込みで、大台到達の可能性は残されている。険しい道だが、エース右腕は「そこを目指す」と意欲十分。まずは猛牛打線を抑え込み、2年連続の2桁勝利へ突き進む。
残り21試合 中6日で4戦全勝必須も「そこを目指す」
投手陣の中心を担う男にとって、2桁勝利は譲れない目標だ。今季はまだ6勝にとどまるが、エースの上沢は「そこを目指してやっていきます」と強い決意を示した。
チームは残り21試合。中6日でローテーションを回ると、6日の登板を含めて4試合に先発できる。大台到達へは全勝が必須と、状況は厳しい。それでも、「残りの試合、しっかりとした形で終わることが大事だと思うので、強い姿を見せられるようにしたい」と力を込めた。可能性がなくなるまで、諦める気は一切ない。
勝利数だけでなく、防御率にもこだわりを見せる。現在は3.17でパ・リーグ9位。前々回の登板でソフトバンク打線に4回1/3で8失点(自責7)を喫し「かなり上がったのは結構きつい」と本音を漏らしつつ、「何とか2点台に戻してシーズンを終わりたい」と改善を誓った。
7月16日の西武戦で右足中指を骨折し、手術を経て約1カ月で1軍復帰を果たした。当初は万全とは言えなかったが、登板を重ねながら徐々に状態を上げてきた。「ようやく指もちゃんと曲がり始めている感じがあるし、感覚も少しずつ戻ってきている」と表情は明るい。
前回登板の反省踏まえ決め球のフォーク改良
まずは6日のオリックス戦で、7勝目をつかみにいく。調整期間は前回登板の反省を踏まえ「フォークをいつもより多く練習して、どうやったら落ちるか、ずっと探していました」と決め球を改良。「しっかり長いイニングを投げて、最少失点で抑えられるように頑張りたいなと思います」と意気込んだ。不屈のエースが10勝&防御率2点台を目指し、ラストスパートをかける。