ファイターズ
万波が〝幸雄さんスタイル〟で決勝打 「2000年代初頭のプロ野球を意識した感じ」
■日本ハム6ー2オリックス(6日、札幌ドーム)
難敵・山岡から快音「何とか食らいついて1点」
再び強いファイターズにする―。万波中正外野手(22)が「9番・右翼」で先発し、二回に決勝打を放つなど「FIGHTERS CLASSIC」初戦を快勝に導いた。
0―0の二回2死三塁、「何とか食らいついて1点取りたい」とオリックスの先発・山岡のカットボールを左前にはじき返した。均衡を破ると、その後も打線はつながり6得点でカード初戦を取った。
ミスターファイターズの着こなしに憧れ
北海道移転後の初代ユニホームを着用するにあたり、一つの目標があった。OB・田中幸雄氏の着こなしだ。細身のユニホームで足首を絞っている。「幸雄さんはこの辺(くるぶし辺り)が格好いいなと思っていた。着られる機会があればやりたいと思っていた。念願叶った感じです」。そこにハイカットのスパイクを合わせるのが、こだわりだ。「2000年代初頭のプロ野球を意識した感じです」と笑った。
「他の選手を見て、このユニホーム格好良いなとベンチで見ていても思ったし、初めて着たのに違和感がなく、素晴らしいユニホームだと思った」とべた惚れだ。万波は「ダルビッシュさん(現パドレス)がこのユニホームで投げているのが印象的だった」と語る。
次は自分たちのユニホームを強くする番だ。「これも格好いいけど、新しいユニホームがいいなって、何十年後かに言われるような戦いをしたいと思います」。常勝軍団の雰囲気を感じ取り、スター候補として、決意を新たにしていた。