ファイターズ
万波ナイストリックプレー! フェン直を単打にし得点許さず
■日本ハム3-2オリックス(7日、札幌ドーム)
「9番・右翼」で先発出場した万波中正外野手(22)のプレーが、絶体絶命のピンチを救った。1点勝ち越した直後の八回無死一、二塁の場面。吉田正の右翼への当たりに捕球体勢を取る〝フェイク〟を入れてから、フェンス直撃の打球を素早く処理。二走の福田は三塁ストップとなり、同点を阻止した。
「本当にうまくいってくれた」
作戦が見事にハマり「最後まで希望を残す意味でもフェイクまで入れて、それで(ホームに)かえられたらしょうがないかなと。本当にうまくいってくれた」と一安心。日々の練習から準備してきたそうで、成功した要因を「ホーム球場なので、いろんな状況が重なったかな。(打球が)跳ね返る方向もある程度、分かっていましたし、僕のポジションもちょっと深めだった」と分析した。
その後、井口が無死満塁のピンチを無失点で切り抜けた。「抑えるチャンスを残せたという意味ではすごく良かった。でも、あそこから3人斬る井口さんはさすがだなと思います」と先輩右腕をたたえていた。