高校野球
とわの森のミスター「4番・サード」長島が攻守で躍動
▽秋季全道高校野球支部大会 札幌支部Bブロック2回戦 とわの森10-1札啓成(9日、札幌円山ほか)
3支部で8試合が行われた。Bブロック2回戦は、とわの森が七回コールドで札啓成を下し、この秋就任した前田康晴新監督(46)に初陣初勝利をプレゼントした。
デビュー戦で2安打4出塁 窮地救う好守も
とわの森の〝ミスター〟が躍動した。4番、サードで先発した長島想汰(2年)が2安打4出塁。デビュー戦で結果を残し「ずっと憧れていた方と同じポジションを守ることができてて、感慨深い」と笑みを浮かべた。
「ホットコーナー」と呼ばれる三塁の守備では〝本家〟をほうふつとさせるプレーを披露した。三回1死一塁。右前打からの中継プレーで一走を三塁で刺殺すると、打者走者が二塁を狙っているのを見逃さず、すぐに二塁へ転送してピンチの芽を摘んだ。広い視野と正確な送球で存在感を示した。
父・博一さん(42)も元高校球児。網南丘時代には3年春に「4番・三塁」を務めた。父も仲間から「ミスター」と呼ばれていたという。長島は「活躍して、そういうことになるのは良いですね」と、自らも名前に恥じぬ活躍を誓った。