ファイターズ
来日最多117球実らず ポンセ6回3失点も5敗目
■日本ハム0-3西武(11日、ベルーナドーム)
初のベルーナに苦戦 ボール先行で先制許す
苦しい中でも粘りの投球を見せた。11日の西武戦(ベルーナドーム)に先発したコディ・ポンセ投手(28)が6回3失点と試合をつくったが、打線が沈黙し、5敗目(3勝)を喫した。
初登板の敵地・ベルーナドームに悪戦苦闘した。マウンドの感触が合わず、いつもはストライク先行の投球を見せる助っ人右腕の制球がわずかに乱れた。ボール球が多くなる窮屈な投球。二回に中村に先制ソロ、続く三回には連続三塁打を浴びるなど、序盤で3点の先行を許した。
それでも「戦う気持ちはいつもと変わらず強く持つっていうところを意識しました」と諦めることなく必死に腕を振った。四回以降は立ち直り、6回5安打3失点。来日最多の117球を投げ、先発投手として最低限の役割を果たした。調子が良くない中でも、大崩れしないのがポンセの持ち味。「できるだけゲームを壊さず、チームが勝つ可能性を残すっていうピッチングができて、ある程度は良かったと思います」と、うなずいた。
ビッグボス抑え構想も「もう1回投げてもらって」
ポンセの抑え構想も頭に描いている新庄監督は「もう1回(先発で)投げてもらって」と次戦の先発も明言。ポンセは「ちょっとした良くない試合があったとしても、そこから学んで、次回にできるだけ生かせるようにしたい」と修正を誓った。
次回の登板では、ひそかな楽しみも抱いている。現在、ホームゲームでは「FIGHTERS CLASSIC」を開催中。「クラシックユニホームを着るのが非常に楽しみ」と北海道移転後の初代ユニホームに袖を通すことに胸を膨らませていた。次は、ノーヒットノーランも達成している大好きな札幌ドームで快投を見せる。