ファイターズ
加藤3失点粘投も無念の完投負け「情けない気持ちです」援護なく7敗目
■日本ハム0-3ロッテ(12日、ZOZOマリンスタジアム)
初回3球で失点「リズム良く投げることができませんでした」
1人で投げ切る意地は見せた。12日のロッテ戦に先発した加藤貴之投手(30)が8回3失点と完投したが、打線が2試合連続無得点に終わり、7敗目(6勝)を喫した。
立ち上がりでつまずいた。一回、先頭の荻野にいきなり三塁打を許すと、続く高部には中前にはじき返された。わずか3球で先制点を献上。三、四回にも1点ずつ失い、チームに良い流れをもたらすことができなかった。「先頭バッターを出すことが多く、リズム良く投げることができませんでした。味方に良い流れを持って来るピッチングができず、情けない気持ちです」と唇をかんだ。
この日は8イニングを投げ、投球回数は130回⅔まで伸ばして再び規定投球回に乗せた。シーズン終盤まで、「チームに貢献したい」という、その一心で腕を振ってきた背番号14は、最後まで全力を尽くす。