ファイターズ
2022/09/14 23:25

ルーキー北山が節目の50登板到達「頑張って良かったな」七回3番手で3人斬り

ルーキーイヤーで50登板に到達した北山はスタンドに挨拶をして引き揚げる

■日本ハム1-8ロッテ(14日、ZOZOマリンスタジアム)

先輩・宮西の14年連続「実際にやってみて、どれほどすごいことか」

 ドラフト8位ルーキーの北山亘基投手(23)が、中継ぎ投手にとって一つの目安である「50試合登板」に到達した。七回から3番手でマウンドに上がり、力強いピッチングで3者凡退に抑えた。

 「すごく偉大な先輩」と尊敬する宮西は、入団時から昨季まで14年連続で50試合登板を果たしており「実際にやってみて、どれほどすごいことか、ということを改めて思いました」と実感。「一つ、節目というか、それを超えられたのは、頑張って良かったなと思います」としみじみと語った。

 1年目の今季は開幕投手の大役を務め、その後はリリーフに定着。勝ちパターンで起用されるなど、数々の修羅場を経験し、登板数を重ねてきた。ここまで怪我なくシーズンを送ってきた要因の一つに、徹底した自己管理がある。

 真面目な性格で、チームでのあだ名は「教授」。プロ入り直後には、トレーニングルームにコンディションを整えるための器具を大量に持ち込んで、トレーナー陣を驚かせ、「歩くコンディショニング博物館」の異名がついたほどだ。

「今年はいろいろ試す年」ノーワインドにも挑戦中

 シーズン終盤を迎え、「疲れてくると、自律神経が乱れたりしやすいので、食事と睡眠はしっかりしています」とセルフケアを実践。食事面では「食べたくない日でもなるべく食べたり、胃腸の状態に合わせて休ませたかったら少なめに。野菜もご飯もみそ汁もメインもしっかり食べるようにしています」とバランスを心掛けている。

 新庄監督からの助言もあり、投球フォームにも工夫を凝らす。走者がいなくてもセットポジションで投球していたが、「今年はいろいろ試す年」とノーワインドアップにも挑戦中だ。

 50試合はチーム最多の登板数。自ら考え、行動する。高いプロ意識を持つルーキーは、チームに欠かせない存在となっている。

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