コンサドーレ
MF金子の完全復活弾で残留争い脱出だ! 18日に敵地横浜M戦
■14日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は首位の横浜M戦(18日、日産スタジアム)に向け、ビルドアップなどの練習を行った。MF金子拓郎(25)は前節・磐田戦で左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷から復帰後、初先発してフル出場。2アシストを挙げるなど4―0の快勝に大きく貢献した。次節では復帰後初ゴールを決め、チームを3連勝に導く。
磐田戦では2アシストの活躍
前節の磐田戦で7試合ぶりにフル出場した金子。「試合後はやっぱり疲れた。復帰明けですけど、自分としてはよく走れてました」と振り返った。まだ痛み止めを飲んで試合に臨んでいる状況だが、コンディションは100%に近づいている。
4―0と快勝した前節は攻撃の起点となった。口火を切ったDF福森のFK弾も金子がエリア手前で受けたファウルから得たもの。さらにFWシャビエルの加入後初得点やFW小柏の今季初得点も演出した。「2アシストは評価していい」と少し安心した表情を見せる一方で、「自分にも得点機はあったので、チャンスはしっかり決め切りたい」と反省は忘れず、次はさらなる活躍を誓う。
プレーオフ圏との勝ち点差は6「しっかり勝ち点3を取りたい」
チームは今季初連勝で11位に浮上したが、プレーオフ圏の16位神戸との勝ち点差は「6」。まだ完全には安心はできない状況だ。加えて残り6試合は横浜M、川崎、広島など上位3チームとの対戦も控える。「横浜M戦に勝てば、さらに降格圏から抜け出せるので気を緩めず、しっかり勝ち点3を取りたい」と金子は気合を入れる。
4月2日の浦和戦(札幌ドーム)以来、リーグ戦で得点がない背番号9は、復帰後初ゴールでたまったうっぷんを晴らすつもりだ。チームを3連勝に導き、残留争いからの完全脱出を狙う。