■１５日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　北海道コンサドーレ札幌は１５日、ミニゲームなどの練習を行った。１２試合連続フル出場中のＤＦ田中駿汰（２５）は１８日、アウェー（日産スタジアム）で行われる首位・横浜Ｍとの１戦に燃える。チームは前節・磐田戦（１１日、札幌ドーム）で１０試合ぶりに完封勝利を飾り２連勝中。田中は堅守で２試合連続完封＆３連勝へチームを導く。

ＦＷエウベル、仲川を警戒「そこをつぶせば相手も嫌がる」

　堅守で首位・横浜Ｍを抑え込む！　ミニゲームで主力組に入ったＤＦ田中駿は次節の出場も濃厚だ。首位との１戦に向け、「チームは連勝できているので感触的にはすごく良い状態。しっかり準備して臨みたい」と気合を入れる。

　横浜Ｍは現在、Ｊ１得点ランキング２位（１０得点）のＦＷレオ・セアラ（２７）、５位（９得点）のＦＷ西村拓真（２５）らを筆頭に、現時点でリーグ１位の５９得点。３３得点で９位の札幌と比較すると得点力の差は大きく、相手の猛攻が予想される。しかし、田中駿は「ＦＷエウベル、ＦＷ仲川選手が（相手攻撃の）鍵になってくると思う。もし出場したら対峙するので、そこをつぶせば相手も嫌がる」と堅い守りで、好機を与えないつもりだ。

　サポーターの後押しもあり、ホーム４連戦の最後を２連勝で終え、勢いをつけたまま敵地に乗り込む札幌。次節で勝利すれば、対横浜Ｍは２０２０年７月２６日以来、完封勝利なら１９年４月２０日以来となる。また、アウェーでの勝利はリーグ戦においては初になる。

　札幌の技巧派右ＣＢは横浜Ｍの攻撃陣を封じ込め、２試合連続完封＆３試合連続勝利を目指す。首位から勝ち点３を奪い取り、残留争いの憂いを遠ざける。