コンサドーレ
ドウグラス エリートリーグでフル出場
【27日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場】
北海道コンサドーレ札幌は27日、札幌・宮の沢でJエリートリーグのJ2水戸戦に臨み、2―3で敗れた。FWドウグラス・オリベイラ(26)が広島戦の出場翌日にもかかわらず、90分間プレー。PKで得点も奪い、残るリーグ8戦での出場機会増へ猛アピールした。
Jエリートリーグは若手の出場機会確保とアカデミー所属選手の“飛び級機会”を創出することなどが目的。札幌もこの日、4人がU―18、1人が練習生のメンバー編成だった。
その中、ドウグラスは先発最年長でフル出場。「出場機会のない選手や下部組織の選手にとって大事な機会。いいプレーをすれば、監督も見ている。アピールの場」と奮闘した。
後半開始からプレーした広島戦に続き、2日連続の試合出場でタフさを見せつけた。「非常にキツくて疲れるけど、できると思っていたし、チームのことも考えて出場した」。FW中島が獲得した2度のPKシーンでは、どちらもキッカーを志願。1度目は中島が譲らなかったが、2度目も強く主張すると、確実にゴールへ蹴り込んだ。
試合は2点リードから逆転負けを喫したが、FWトゥチッチらと実戦の中で連係を確認することもできた。
リーグ今季最長のプレー時間を与えられた前節はゴールを奪えず、不完全燃焼に終わった。「非常に悔しい。残り試合は少ないが、切り替えてやりたい」とドウグラス。10月2日のG大阪戦へ、照準を合わせていく。(石栗賢)