ファイターズ
《ハム番24時》9月16日
この数字は何を意味するのか―。試合前、新庄監督が不意に「ウチは死球が少なくないですか?」と疑問を投げかけてきた。とっさには答えられなかったが、調べてみると確かにそう。今季、チーム全体で受けた死球がリーグ最少の35個。最多78個のオリックスと比較し、半数以下だ。
偶然による偏りか、打者の回避能力が高いのか。指揮官は相手の目線に立ち、笑いながら分析した。「いい打者がいないということ? (内角を)攻めなくてもいい?」
バッテリーは好打者ほど、踏み込めないように、内角を攻める傾向がある。監督の仮説が正しいなら、日本ハム打線は〝ナメられている〟。もっと警戒される打者になれ―と選手に伝えたかったのかもしれない。