大学・社会人野球
2022/09/17 23:35

「打てないチームが…」紋別オホーツクイーグルス投打ガッチリ初4強 太陽杯少年野球

2回戦で好投した紋別の先発・茂木

▽太陽グループ杯争奪全道少年軟式野球選抜大会(17日、札幌・太陽グループ少年野球場)
 1回戦 紋別オホーツクイーグルス8-1えりも新栄野球スポーツ少年団
 2回戦 紋別オホーツクイーグルス7-1今金イーグルス

 全道14支部から16チームが出場し1、2回戦が行われた。網走地区代表の紋別オホーツクイーグルスが、投手陣の踏ん張りと粘り強い攻撃で2試合とも大勝し、初の4強に進出した。そのほか4強には中標津ホルスタイン野球少年団(根室)、深川一已バトルス(空知)、北発寒ファイヤーズ(石狩)が進出した。

揺さぶる攻めで10四死球誘った

 投打がかみ合った紋別オホーツクイーグルスが躍動した。2回戦では二回裏に2安打3四死球と敵失を絡め打者一巡で5得点。四回裏にも2点を追加。わずか4安打ながら、各打者再三バントの構えを見せ今金バッテリーに揺さぶりをかけ、10四死球を誘発し得点に結びつけた。投げては先発の茂木唯登(5年)が、重い速球で4回を2安打1失点の好投。最終回の五回に先頭打者を振り逃げで出すも、その後、1回戦を6回1失点完投の杉原汰一主将(5年)が救援しピシャリと抑えた。

 「打てないチームなので、ピッチャーが頑張ってくれて、3年生がつないでくれたのが勝因」と、笠島昌彦監督は笑みを浮かべた。1回戦も四回まで無安打だったが五、六回に4点ずつ奪いコールド勝ち。「打てないのに点を取ってくれる。不思議ですけど頼もしいです」と杉原、茂木両投手は口を揃えた。

 大量得点と2人の好投でエース須田翔大(5年)の温存にも成功。「網走の全てのチームの思いも背負って優勝したいです」と茂木。この日の粘り強さがあれば、頂点も夢ではない。

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