冬季スポーツ
アイスホッケー日本代表FW平野がNHLカナックスとトライアウト契約
21日からキャンプ参加「楽しんで戦ってきます!」
苫小牧出身の男子アイスホッケー日本代表・平野裕志朗(27)が、北米ナショナルホッケーリーグ(NHL)の日本人初のFWへ、大きく前進した。
17日、NHLバンクーバーカナックスとトライアウト契約を交わし、21日から行われるキャンプに参加。平野はマネジメント事務所を通じて「やっとここにチャレンジできます。世界最高峰の舞台に挑戦できる事に感謝し、楽しんで戦ってきます!」と意気込みを語った。
実現すれば、2007年の釧路出身、GK福藤豊(40、日光アイスバックス)に続き2人目。フィールドプレーヤーでは初となる。日本国籍を有している選手では、日本育ちでカナダとの二重国籍を持つジョーダン・スペンス(21、キングス)がいる。
平野は白樺高卒業後、アジアリーグの東北フリーブレイズでキャリアをスタート。15年から海外挑戦。昨季はNHL下部のアメリカホッケーリーグ(AHL)・アボットフォード・カナックスでプレー。日本生まれの選手では、初得点を挙げるなど30試合で5ゴール、7アシストをマークした。25日からのプレシーズンマッチなどで、開幕メンバー(10月12日)へ向けてアピールする。