ポンセは変更せずテスト予定　来季の守護神は「補強次第」

　新庄監督が１８日、今季中に実施するつもりだった伊藤大海投手（２５）のクローザーテストを断念したと明かした。来季以降の戦いを見据え、適性を見極めたかったが、本人の意向を尊重。「（伊藤の）希望は先発で投げたい。抑えで見たいのであれば、任せますと。希望ではないもの（役割）をさせたくないですし」と、シーズン終了まで先発を任せることにした。

　個人タイトルが懸かっていない状況を前提に、伊藤を抑えで起用するプランを練っていたが、２年連続２桁勝利を挙げた右腕の意思を確認し、再考した。もう１人、名前を挙げていたポンセは抑えとして試す予定。今季は中継ぎが不安定で勝利の方程式を構築できなかった。来季の守護神構想について指揮官は「補強次第」とさまざまな可能性をにらんでいた。