ファイターズ
宇佐見 ノーヒッター阻止「自分のやるべき意識は変えずに初球から振った」
■日本ハム1-3ソフトバンク(20日、札幌ドーム)
打席前に清宮が一言「何とか狙い球を絞って塁に出て」
ノーヒッター阻止打! 「8番・捕手」で先発した宇佐見真吾捕手(29)が無安打無得点のまま迎えた六回、ソフトバンクの石川から左前打をマークした。その後、中島の適時打で生還し、この日唯一の得点を生み出した。
六回の攻撃前には円陣も組まれていたが、先頭打者だった宇佐見は加わることができていなかった。「『何とか狙い球を絞って塁に出ていけ』みたいなのは、(打席に)行く前に幸太郎(清宮)が言ってくれた」という。その方針も頭に入れながら「自分のやるべき意識は変えずに初球から振っていった結果、ヒットになったので、それは良かったのかな」と積極的な姿勢で結果につなげた。
一方のディフェンス面では、バッテリーを組んだ上沢が9回3失点(自責2)で完投負けを喫した。「試合前にミーティングで話して、こうやっていこうというのはある程度できた。その中で点数を取られちゃった。そこはしょうがない部分もありますけど、もうちょっと防げるとこもあった」と振り返った。
来年のスタメン固定に向け、チャンスで結果残す
新庄監督は来季、スタメンを固定する意向を示している。宇佐見は「まだ、出られる試合でしっかり結果を残さないと、それが来年にはつながってくると思うので、出るチャンスがあれば、そこでしっかり結果を残すだけ」。来年30歳を迎える女房役は、強い覚悟を持って残り試合を戦っていく。