夏季スポーツ
全道高校ラグビー南・北選手権 旭工 ダメ押しトライで工業対決制す
▽全道高校ラグビー南・北選手権 北大会1回戦 旭工12-5帯工 (21日、旭川市東光スポーツ公園球技場)
1回戦8試合が行われ、開幕した。北大会では2年連続出場の旭工が12―5で帯工に勝利した。前半は無失点で折り返すも、後半は帯工にトライを許し、押される展開に。しかし、試合終了直前の30分にラックからFW伊藤北斗(2年)を中心に押し込んでトライ。試合を決めた。
FW伊藤「最後みんなで取れてよかった」
旭工が〝工業対決〟を制した。7―5で2点リードも、後半は帯工の勢いに押され気味。それを旭工フィフティーンは全員ではねのけた。試合終了直前の30分、ゴール前左ラインアウトからラックの状態へ。ボールを受けたFW伊藤を中心に帯工の壁を押し込み、ダメ押しのトライを決めた。伊藤は「時間もなく点差も縮まっていたので、最後みんなで取れてよかった」と笑顔を見せた。
相手は8月、道内の工業高校5校が集まり開催されたトーナメントで優勝していた。その難敵に勝利し4年ぶりの北大会1回戦突破。主将・吉川享希(3年)は「(地元開催もあり)いろんな人から応援された。その気持ちに応えられてよかった」と頬を緩めた。
準決勝は支部予選で0―77と大敗を喫した旭龍谷とリベンジを懸け戦う。強豪を撃破し、2016年以来6年ぶりの決勝進出を目指す。