ファイターズ
新庄ビッグボス 11月5日侍強化試合でガチンコ勝負「上沢君、加藤君、伊藤君でいこうかな」
来春、ワールドベースボールクラシック(WBC)に出場する侍ジャパンが11月5日、強化試合(東京ドーム)で日本ハムと対戦する。新庄剛志監督(50)はシーズン終了後もかかわらず、エースの上沢直之投手(28)ら3本柱を登板させる意向を示した。世界一へ向かう日本代表のために、一肌脱ぐ。
野手もベストメンバーで臨む「松本君とか近藤君にも出てもらって」
〝仮想強豪国〟にならなければ、意味がない。主力投手はシーズン終了後、ノースローで調整するケースが多い。ただ、この秋は侍ジャパンの強化試合が組まれた。新庄監督は看板選手にも準備させるつもりで「上沢君、加藤君、伊藤君でいこうかな。3人で。向こうの練習になると思う」と構想を明かした。
期間限定で編成される代表チームにとって強化試合は、戦術を試し、連係を確認する貴重な機会。また、状況に応じてどう戦うか、本戦を見据えたシミュレーションも行われる。
侍ジャパンが少しでも収穫を得られるように、日本ハムは手抜きなしのベストメンバーでぶつかる。野手も同じ。指揮官はけがが回復していることを条件に「松本(剛)君とか近藤君にも出てもらって。普通なら休みですけどね」と続けた。シーズン中はなかった3本柱の豪華リレーに、レギュラー揃い踏みのガチンコ勝負。野球界の発展を願うビッグボスは日の丸の未来のために、協力を惜しまない。