コンサドーレ
DF田中駿 天敵小林封じる ホーム川崎戦25年ぶり勝利へ
■22日、札幌ドームオープンアリーナ
札幌キラーを封じ、川崎とのリーグ戦ホーム25年ぶり勝利を呼び込む! 北海道コンサドーレ札幌は次節・川崎戦(10月1日、札幌厚別)へ向け、ミニゲームなどで調整した。ここ3試合で1失点と好調な守備陣の中で不動のDF田中駿汰(25)が、札幌に対し11得点を挙げている川崎のFW小林悠(35)を封じ、ホームでの難敵退治に貢献する。
「オフザボールの動きに気をつけたい」
天敵中の天敵、小林封じに田中駿が燃えた。「オフザボールの動きの質が高い。気がついたら背後を取られているので、気をつけたい」。小林には2017年以降のリーグ戦で11失点、うちホームで6失点。前回対戦(6月18日)も2失点を喫し、田中駿は眼前で強烈なバイシクルシュートを決められた。「シュートの発想力もすごい」と一目置くが、ここ最近のチームの守備には一定の手応えを得ている。「横浜M戦のようにアグレッシブに戦えれば際どい勝負になる」と言い切った。
1999年以降J2、J1の川崎戦は1勝5分け21敗、うちホームは4分け9敗で未勝利。JFL時代を含むと97年5月25日に厚別で4―3の伝説の逆転勝利以来、24年間勝利がない。同年5月26日生まれで、伝説の翌日に産声を上げた田中駿は、「サポーターのためにも、残留争いを有利にするためにもホームで川崎に勝ちたい」。天敵を封じ、厚別に四半世紀ぶりの歓喜を届けるつもりだ。