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2022/09/23 00:00

石狩が初代王者王手 坪井監督「走塁や四球でコツコツ」 野球フロンティアリーグ・チャンピオンシップ

士別に勝利し、初代王者に王手をかけた石狩

■野球独立リーグ・北海道フロンティアリーグ・チャンピオンシップ第1日 石狩15―4士別(22日、美唄市営)

 3戦先勝方式のチャピオンシップ(CS)が開幕。レギュラーリーグ1位で、1勝のアドバンテージがある石狩が、15―4で2位の士別を下し、初代王者に王手をかけた。先発の川上智也投手(24)は4失点完投勝利に加え、4点リードの六回には自らダメ押しの適時打を放つなど、投打の活躍を見せた。

先発川上が粘投「あすはバットでしっかりと貢献したい」

 新リーグ初制覇へ、元日本ハムの坪井智哉監督(48)が率いる石狩がリーチをかけた。「序盤は苦しみましたけど、うちらしく隙を狙った走塁や四球を選んだりとコツコツ点数を取ることができた」と振り返り、次戦に向けては「心の緩みが怖い。一気に行くぞ」とナインにゲキを飛ばした。

 先発の川上は今季5勝1敗で最優秀防御率に輝いた右腕。しかし三回に先制を許すと五回も3失点。「五回は流れを相手に渡してしまった。グラウンド整備中にリセットした。後半の方が球が走っていた」と、六回以降は得点を許さなかった。

 昨季は四国IL・香川でリーグ3位の打率をマーク。DHでベストナインも受賞した。シーズン終了後から投手に転向。トライアウトを経て今春、石狩に加入した。

 次勝てば、日本独立リーグ(IPBL)グランドチャンピオンシップ(30日開幕、熊本)への出場権が手に入る。川上は「あすはバットでしっかりと貢献したい。もちろん、投手としても行けと言われれば準備したい」。投打に活躍する24歳が初の王者にチームを導く。

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