Bリーグ
2022/09/22 23:55

Bリーグ初のユース育成特別枠選手 レバンガ内藤 B1最年少出場狙う

B1最年少出場を目指すU18の内藤。会見では日本代表や世界で活躍する夢も語った

 レバンガ北海道は22日、Bリーグ初のユース育成特別枠選手登録となった内藤耀悠(16)の記者会見を恵庭市内で行った。U16、U17日本代表としても活躍する内藤は「日本代表、世界で戦える選手になりたい」と力強く語り、B1史上最年少での出場を目指す。チームは、23、24日のプレシーズンマッチ・FE名古屋戦を前に練習した。

U18チャンピオンシップで2年連続MVP

 設立2年目のU18チームから今季、初のB1選手が誕生する。現在、道文教大付高2年の内藤は、ユース日本一を決める「U18チャンピオンシップ」で2年連続MVPを獲得するなど、同年代ではトップクラスの実力を持つ。クラブ傘下のユース選手を別枠でベンチ入り登録できる制度が新設されたことを受け、チーム屈指の有望株は、いち早く登録された。

 最大の魅力はフィジカルの強さ。身長191センチ、体重97キロと体格に恵まれ、トップチームを指揮する佐古HCも「チームに貢献できる部分はディフェンス。体をしっかりぶつけても当たり負けしない」と期待。将来的には「トップチームのリーダーになれる選手」と、ポテンシャルの高さに太鼓判を押す。

早ければ10月1日開幕戦でベンチ入りも

 早ければ10月1日に行われる秋田との開幕戦(札幌・北海きたえーる)でベンチ入りする可能性がある。練習中に痛めた右足首を治すため、チーム練習には参加していないが、開幕節の登録を目指して調整している。

 現在のB1リーグ出場の最年少記録は、横浜のジェイコブス晶(18)が昨季記録した17歳7カ月0日。内藤が今季中にコートに立つことができれば、この記録を更新する可能性がある。トップチームの主将を務めるPG橋本主将の勧めで決めた背番号「34」を背負い、国内最高峰リーグに挑む。

■プロフィール

 内藤 耀悠 (ないとう・てるちか) 2006年1月11日生まれ、札幌市出身。小学1年でミニバスケットボールを始め、新琴似北少年団を経て、レバンガU15に入団。現在は道文教大付高に通いながら、同U18に所属する。年代別の日本代表にも選ばれ、U16アジア選手権やU17W杯にも出場した。身長191センチ、体重97キロ。

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