Bリーグ
レバンガ開幕へ白星締め 不安払拭101得点でFE名古屋に快勝
■Bリーグ・プレシーズンゲーム レバンガ北海道101-79FE名古屋(24日、札幌・北海きたえーる)
レバンガ北海道は、開幕前最後のプレシーズンゲームで勝利した。第1クオーター(Q)半ばからリードを奪うと、ベンチからスタートしたPG寺園脩斗(28)らの積極的な攻撃で試合を優位に展開。攻守ともに40分間集中力を切らさず、100点ゲームで締めくくった。10月1日の開幕戦は、秋田をホーム・北海きたえーるに迎える。
「良さを消すな」折茂社長の助言でPG寺園突破力戻った
寺園が持ち前の突破力で相手の陣形を崩した。1Q途中から出場すると、スピードに乗ったドリブルで制限区域内にカットイン。反則を受けながらもゴールを奪うバスケットカウントをねじ込み、前日の大逆転負けでチームに漂う焦燥感を一気に払拭した。
今季は、攻撃力が高い選手が増えたこともあり、寺園の特長であるゴールへの積極性が影を潜めていた。しかし試合前、クラブの折茂社長から受けた「良さを消すな」との助言で奮起。「何も考えずに縦にアタックした」と自分のプレーを取り戻した。オフェンスのリズムが戻ったチームは得点を重ね、100点ゲームを完成させた。
外国人選手の合流遅れなど、調整が難航している今季のレバンガ。「こうした中で勝ち切れたのはとても良いニュース」(佐古HC)となんとかチームの形ができてきた。初のチャンピオンシップ出場に向けたシーズン開幕は1週間後だ。