ファイターズ
新庄BIGBOSS「気が変わった」やっぱり伊藤大海を抑えでテスト
■日本ハム2ー6西武(24日、札幌ドーム)
ポンセと共にリリーフ要員でベンチ入り
先発で10勝を挙げている伊藤大海投手(25)が24日、リリーフ要員で西武戦のベンチに入った。伊藤の抑え起用を計画した新庄剛志監督(50)は、本人の先発希望を尊重し、一度は配置転換を断念していたが、再考。「気が変わった。急に。オリンピック(東京五輪)の時のような伊藤君をもう一回見てみたいな、という気持ちが出てきた」と説明し、シーズン最終盤での抑えテストを決断した。
今季、ノーヒットノーランを達成しているコディ・ポンセ投手(28)も同様にベンチ入り。この日の試合は七回に1点差まで迫ったが、指揮官は「同点でポンセに行ってもらうつもりでした」と振り返った。
25日は高卒新人3人の登板を予定しているが、展開次第で、新方程式を繰り出すつもり。「勝っていたら七、八回をポンセで九回を伊藤君…の流れでいきたいかな」。大学日本代表で抑えを務め、昨年の東京五輪は中継ぎで金メダルに貢献した伊藤。複数の適性を備えた貴重な右腕をどう生かすのか。新庄監督の選択が、注目される。