「すごく財産になった」ドラ7・松浦ホロ苦2失点黒星デビュー 自己最速更新153キロ披露も
■日本ハム0-6楽天(25日、札幌ドーム)
ビッグボスうなった「2600回転すごい数字。思い切りが良い」
プロ初黒星を喫するホロ苦デビューとなったが、大器の片鱗をのぞかせた。ドラフト7位・松浦慶斗投手(19)が五回から3番手でマウンドへ。自己最速を2キロ更新する153キロをマークするなど、1回を投げて2安打2失点だった。
旭川育ちの左腕が、中学時代に登板経験のある札幌ドームに凱旋。家族や元チームメートが見守る中、プロ初登板を果たし「1軍の試合で、1年目から投げられるということはすごく財産になった」と喜びをかみしめた。
アニメ・メジャーに影響受け「新世界より」で登場「ああいう曲が似合う選手に」
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驚きの数字を叩き出し、新庄監督をうならせた。「一番、球的には松浦君が、回転数が2600回転ですごい数字らしいですよね。打たれはしましたけど、思い切りが良い」と評価。登板後には指揮官から「良い球は何球もあったから」と声を掛けられ、「真っすぐで勝負できたのも良かった」と、はにかんだ。
プロのすごさも体感した。1死三塁から大阪桐蔭高の大先輩でもある浅村と対戦。上川畑の好守備で遊ゴロに抑えたが、「初球の空振りは、ぶおーんって音が聞こえた感じがあった。たまたま抑えられた」と目を丸くした。
マウンドに上がる際の登場曲には、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を選んだ。「アニメ『メジャー』の眉村選手が聞いていた曲。格好良かったのであの曲にしました。ずっと使って、ああいう曲が似合う選手になりたい」。幼少期を過ごした北の大地で、スケールの大きい選手になる。