夏季スポーツ
旭実が2年ぶりプリンスL制覇 12年以来のプレミアL昇格へ弾み
■高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ北海道 第14節(25日、伊達まなびの里公園サッカー場)旭実5-1道大谷室蘭
首位・旭実が3位の道大谷室蘭に5―1で勝利し、最終節を待たずに2年ぶり5度目の優勝を決めた。チームをけん引するDF酒井柚稀主将(3年)はイレブンを鼓舞し続け、2012年以来2度目となるプレミアリーグ昇格へ導く気構えでいる。
酒井主将「後輩たちが戦えるように」12月に参入戦
前節では2位の札大谷との直接対決となったが、引き分けに終わり優勝を決められなかった。主将・酒井は「簡単なものではなかった」と再度、気を引き締めて道大谷室蘭との一戦に臨んだ。
立ち上がりは相手のペースに合わせてしまい攻めあぐんだが、前半37分、味方FW陣が切り込んだ際に生じたこぼれ球を受けたMF板垣侃寿(がんじゅ、3年)がペナルティーエリア付近中央から右足でシュート。先制のネットを揺らした。相手の足が止まった後半は旭実ペースに。10本のシュートを放つ猛攻で4得点と力を見せつけた。
今夏に出場した全国高校総体後は、相手に合わせたディフェンスラインの上げ下げを徹底して練習。酒井主将は「きょうの試合ではできていた」と評価。一方で後半35分、守りのミスからの失点を悔やみ「今後はトーナメントになるのでリスクケアをして、失点を減らしていきたい」と反省した。
12月9、11日(予定)にプレミアリーグ参入戦が行われる。酒井主将は「後輩たちがプレミアリーグで戦えるように昇格したい」と2012年以来となる大舞台を後輩たちに贈るつもりだ。