良妻・宇佐見がキャリアハイ更新の決勝5号ソロ!「今までで一番飛んでると思います」
■日本ハム3-2楽天(26日、札幌ドーム)
ビッグボスから教わった「バリー・ボンズ打法」の成果出た
完璧な〝アシスト〟だった。「8番・捕手」で先発マスクをかぶった宇佐見真吾捕手(29)が、バッテリーを組んだ加藤貴之投手(30)を攻守でもり立てた。
0―0で迎えた三回1死。2ボールから楽天の先発・早川の144キロ直球を完璧に捉えた。「びっくりしました。今までの中で一番飛んでると思います」と自賛した打球は右翼席中段に着弾。キャリアハイを更新する5号決勝ソロを「ボス(新庄監督)にキャンプ中から『バリー・ボンズ打法』を教えてもらって、ずっとやってきた中で、あれだけ飛距離が出るようになったのは、やってきた成果がしっかり出てるのかな」と手応えを感じる一発だった。
打撃練習で今川の打球直撃「いつかバットにも当たると思った」
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前日25日の練習中には三塁でノックを受けていると、打撃練習を行っていた今川の打球が左太ももに直撃。「今ちゃんの打球が当たっていたので、いつかバットにも当たると思っていました」と〝ツキ〟も味方につけた。「ボールを当ててくれてありがとうと言いたいです」とニッコリだ。
守っては先発・加藤を好リードし、楽天打線を8回2失点に封じた。シーズン最少与四球を達成した左腕を宇佐見は「コースに丁寧に投げられて相手を打ち取れている中での四球の少なさ。本当にすごい」と絶賛した。一方の加藤も「宇佐見の配球のおかげだと思います」と最敬礼だった。
今季、捕手陣では最多の79試合に出場。「守備でもバッティングでもチームの勝ちに貢献できるようにやっていきたい」。一歩リードしつつあるレギュラー争い、この好機を逃すわけにはいかない。