ファイターズ
松本剛”左キラー”から定位置奪取だ 今季初打点&猛打賞
■日本ハム5-8楽天(9月30日、楽天生命パーク宮城)
「1番・中堅」で先発出場した松本剛が、今季50打席目で待望の初打点を挙げた。1点を追う三回2死二塁。相手先発・弓削の初球143キロ直球を捉え、同点の右前適時打を放った。
左腕の弓削に対しては、昨季3打数2安打と好相性。2試合ぶりのスタメン抜てきに応え「左(投手)は何とか、という思いが強かった。ファームでその意識を持ちながら、いい感覚が少しずつ出てきたので、それを1軍で出せている」とほっとした表情を浮かべた。
六回の第3打席に左前打を放つと、八回の第4打席も中前へはじき返し、今季初の猛打賞もマーク。先発した試合では5試合連続の複数安打と絶好調だ。
プロ10年目の今季は2軍暮らしが続いたが、腐ることなくサウスポー対策に取り組んできた。「もちろん右(投手)でも出たいですけど、左(投手)の時に自信を持ってスタメンといえるようになりたい」。左キラーとして名をはせ、熾烈(しれつ)な外野手争いに食い込む。