レバンガ初のCSへ大補強 万能型揃え多彩な攻撃見せる B1リーグ2022―23開幕
B1リーグ2022―23シーズンが29日に開幕し、レバンガ北海道は10月1日、ホームで秋田と初戦を迎える。就任2年目の佐古賢一HC(52)が「なんとしてもCS(チャンピオンシップ)に進出したい」と話す今季は、昨季の弱点を埋める補強に成功。万能型の選手を揃え、多彩な攻撃で上位進出を狙う。
SGラモス 攻撃の起爆剤に
新戦力で早速、攻守の要となったのがフィリピン代表のSGドワイト・ラモス(24)。合流してすぐに出場した東北カップでは、3戦目となるB3岩手戦でチーム最多の20得点を奪い、高い順応力を示した。攻撃の組み立てから制限区域内へのドライブ、3点シュートまでプレーの幅が広いのが強み。チームのムードが停滞する時に見せる強気のプレーは、シーズンを通して攻撃の起爆剤になる。
SG/SF高橋 高いバスケットIQ
道産子選手、SG/SF高橋耕陽(28)もオールラウンドな活躍が期待できる。どこかマイペースな雰囲気を漂わせる高橋だが「状況を察知する能力、バスケットIQが高い」(佐古HC)。コート上で他の選手にタイミング良く声を掛ける姿は、まだ浮き沈みの激しいチームにとって頼もしい存在になりそうだ。
PFモータム 高さ生かした3点シュート
オーストラリア代表経験のあるPFブロック・モータム(31)は、身長208センチの高さから放つ3点シュートが魅力。開幕前最後の実戦となったFE名古屋戦では、2試合で10本中9本の3点シュートをリングに沈めるなど、絶好調だ。
PFマーフィー 武器は幅広いシュートレンジ
フィンランド代表でB2福島から加入したPFアレックス・マーフィー(29)も身長206センチの高さで駆けるランニングプレーから3点シュートまで幅広いシュートレンジが武器になる。
PG/SG荒川 素早い攻守の切り替え
悪い流れを打開する重要なピースとなる可能性を秘めているのがPG/SG荒川颯(25)。B1初挑戦だが、ゴールに向かう果敢な姿勢が持ち味。チームが目指す素早い攻守切り替えからの攻撃にもフィットしている。
ユース特別枠・内藤の最年少出場記録なるか
次世代のレバンガを担うユース選手にも注目だ。今季はBリーグに「ユース育成特別枠」が新設され、傘下U―18所属の選手が2人までベンチ入りできる。レバンガはU―18の内藤耀悠(16)をSFとして登録。B1最年少出場となるか。全国からの注目が集まる。