日本ハム・伊藤大海投手（２５）の連載手記「大海の部屋」は、釣り仲間のチームメート・吉田輝星投手（２１）を招いて爆笑トークを繰り広げた。３学年下の後輩から暴露話を連発され、強気なピッチングが持ち味の道産子右腕もタジタジ？！　来季ともに先発ローテーション入りを目指す仲良しコンビが、コミカルな掛け合いを披露した。

「大海さんってツンデレですよね」「輝星は弟キャラだよね」

　伊藤（以下伊）「シーズンも残り１試合。６月に打球が直撃して離脱はあったけれど、輝星と一緒に１年間１軍で投げ切ることができてすごく良かったよ」

　吉田（以下吉）「今季は新鮮な１年でした。リリーフも、１軍でずっとやることも初めて。５０試合登板を達成したので、ご褒美を買ってくれるんですよね。ありがとうございます（笑）」

　伊「絶対、釣り具をおねだりしてくるでしょ」

　吉「いや、車欲しいっす。フフフ」

　伊「ええ…（苦笑い）」

　吉「大海さんってツンデレですよね。部屋では話してくれるけど、球場で話すと急にどこかに行っちゃう。あれ？　大海さんって。全然、人の話を聞いてくれない。２人で話す時は丁寧に教えてくれるけど、周りに人がいる時は急にいなくなったりしますよね」

　伊「ハハハ（笑）」

　吉「あと、怒ってる時はすぐ分かる。毎日、怒ってますよね～」

　伊「怒ってねーよ（笑）。輝星は弟キャラだよね。たまに、どうしようもなく悩んだ時に、野球の相談をしてくる」

輝星「部屋の汚さ直してほしい」大海「断捨離を目標にします」

　吉「この前、遠征先の千葉で気付いたら１時間くらい話してましたよね。僕のｉＰａｄが壊れて、試合を見たくなったので貸してもらった。同じ上手投げだから投げ方は参考になる部分が多いし。今年から藤川（球児）さんに言われて足の使い方を変えたけど、その使い方ができている人に聞くのが一番良いよなって。大海さんとの会話は８割が釣りで、野球が２割。僕は野球一筋ですけどね（笑）。あと、部屋の汚さを直してほしいですね～」

　伊「ヘヘヘ（照れ笑い）」

　吉「２人並んでたら僕の方が部屋が汚く見られると思いますけど、マジで汚いっすよね。物が多くて。掃除したくなるっす。そこまで優しくないので、しないですけど（笑）」

　伊「物が多いし、汚いのは認めます。去年は石川亮さんが定期的に掃除をしてくれていた。でも、今年で寮を出るから」

　吉「家が汚くなりますね」

　伊「断捨離をこれからの目標にします」

　吉「ごみの区別の仕方を間違っているタイプですよね。箱が、ぽんっと置いてあって、その中に入っている物が手前に置いてある。大海さんと違って、僕は『ミスターパーフェクト』と言われてるので、直してほしいところはないですよね（ドヤ顔）」

　伊「そうだね。直してほしいところはないかな…（苦笑い）」

オフに釣り対決熱望「道新スポーツ杯を開催してもらおう」

　吉「ヒロ君呼びは？　そういえば僕がマジでむかついたエピソードを思い出した。一緒に釣りに行った時、僕は釣れなかったのに大海さんがめちゃくちゃデカい魚を２匹釣ったじゃないですか」

　伊「ハハハ（笑）」

　吉「大海さんはルンルン気分だけど、僕は葬式みたいな。その時はくっそーって」

　伊「まあ、結果がすべてだから」

　吉「くぅ～、むかつく」

　伊「直してほしいところはそこだな。負けず嫌い」

　吉「ふてくされたわけじゃないですよ。僕は悲しかったんですよ。釣りは運もあるんで。細い道のところで釣ろうかと思ったら、大海さんが魚がいないと言うからやめた。そしたら、その場所で２匹釣りましたよね。僕も移動しておけば良かった～、という後悔。オフ、勝負しましょ！　負けないですからっ」

　伊「いいね！　道新スポーツ杯を開催してもらおう（笑）」

来季は一緒に先発で規定投球回狙う「今年は３人、来年は輝星が４人目だな」

　吉「あと、来シーズンは、大海さんと一緒に１軍で先発やりたいっす。今年の前半戦は、ストレートでファウルを取れたり、カウントが浅いときは真ん中に投げても内野フライになっていた。来年はさらにパワーアップしたいです！」

　伊「今年は上沢さん、加藤さんと２年連続で規定投球回に３人で到達した。来年は輝星が４人目だな」

　吉「はい！　頑張ります！」