北海道コンサドーレ札幌は、１０月１日に厚別公園競技場で行われる川崎戦に向けて練習を行った。ここまで札幌は２試合連続無失点と守備が安定。守りの要であるＤＦ岡村大八（２５）は首位・横浜Ｍ戦に続き、２位の川崎も無失点に抑え、チームを残留争いからの完全脱却に導く。

「ボール保持し、しっかりやっていきたい」

　ＤＦ岡村は今季最後の〝聖地・厚別〟での戦いに気合を入れる。

　札幌はホームで２連勝後、アウェーで首位・横浜Ｍ相手に執念のスコアレスドロー。２試合連続無失点に岡村は「ＤＦ陣だけでの結果ではなくチーム全体で守れている。チームとして良い状態。これを維持していきたい」と納得の表情だ。

　しかし、次節は前回対戦で２―５と苦杯を喫した相手である川崎。現在１０得点を挙げ、Ｊ１得点ランキング２位のＭＦ家長昭博（３６）を筆頭に猛攻が予想され、厳しい戦いになることは必至だ。

　岡村は川崎に対して「個のレベルが高い」としながらも「（今の札幌は川崎に）劣っていない。ボールを保持して試合を支配すれば、相手のチャンスも減る。無失点で抑えれば負けることはないので、しっかりやっていきたい」と力を込めた。

　守備の要として岡村は川崎を完全シャットアウトし、３試合連続無失点を果たす。そして２０２０年１１月３日以来となる対川崎完封勝利を、今季最後の厚別でサポーターに届けるつもりだ。