東京五輪で金メダル獲得貢献

　日本ハムの伊藤大海投手（２５）と近藤健介外野手（２９）が１１月の強化試合（東京ドームなど）に臨む侍ジャパンのメンバーに選出されたことが３０日、明らかになった。２人は昨年の東京五輪に出場し、金メダル獲得に貢献していた。

　強化試合は、２０２３年３月開催のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に向けて貴重な実戦の機会となる。日本ハムで投打の核になっている２人が、再び必要な戦力としてリストアップされた。各球団の視察を重ね、選手の見極めを進めてきた栗山監督が白羽の矢を立てた。

多彩な役割こなす強心臓と球界屈指のヒットメーカー

　２年目の伊藤は、先発として１０勝を挙げた一方で、シーズン終盤は抑えを経験。五輪でも中継ぎで好投していた。多彩な役割をこなせる器用な右腕で、ハートも強い。

　日本ハムで選手会長を務める近藤は通算打率３割を超える球界屈指のヒットメーカー。選球眼が良く、過去２度、最高出塁率のタイトルを獲得している。日本代表でもチャンスメーカーとして期待される。