ファイターズ
「こどもホスピス」1日プレオープン 宮西が訪問「もっと施設増えてほしい」
救援陣が2018年から1万円×ホールド、セーブの総数寄付
日本ハムの宮西尚生投手(37)が30日、札幌市内にプレオープンする「こどもホスピス」の仮施設を訪問した。中継ぎ救援投手は2018年からホールド、セーブの総数に応じて、一般社団法人「北海道こどもホスピスプロジェクト」に寄付を実施。活動の中心を担ってきた鉄腕サウスポーは「支援に携わってきたことが形になって、自分のことのようにうれしい」と感慨深げだった。
「多くの人に理解してもらい、それを広げていくのが僕らの仕事の一つ」
リリーフ陣が、コツコツ積み重ねてきた支援が形となった。重い病気を持つ子どもと家族らが一緒に過ごすことができる滞在施設「こどもホスピス」の仮施設が完成。1日のプレオープンを前に、選手を代表して宮西が現地を訪れた。
北海道では初となる「こどもホスピス」の設置。日本ハム投手陣のサインが書かれたユニホームなどを持参した左腕は「多くの人に理解してもらって、それを広げていくのが僕らの仕事の一つだと思う。そういう部分で少しでも協力できたのはうれしい」と笑顔を見せた。
18年に「今までスポーツチームがしていないことで協力したい」と支援先を模索。こどもホスピスの活動に賛同し、毎年、ホールド数とセーブ数の合計に1万円をかけた金額を寄付してきた。
自身も幼少期に1週間ほど入院した経験があり、「小さい頃は1日でも親と離れるのが、やっぱり怖い。もっともっとこういう施設が増えてほしい」。難病の子どもとその家族が楽しく過ごせる「第2のわが家」が増えることを願っていた。